知って驚き!なすの不思議

なすの形は地方で違う?

なすは地方色が強い野菜で、各地に多くの伝統品種が残っています。これまで関東地方では「長卵形のなす」が主流でしたが、最近では福岡県をはじめとして栽培されている九州の「中長なす(筑陽)」が定着してきています。「博多なす」は、福岡県産ブランドの中長なすで、地域ブランドと して地域団体商標を取得しています。

また、関西地方には、漬物でお馴染みの「千成なす」や「水なす」、京料理の田楽で人気の「加茂なす」など、料理に応じて使い分けされている品種もあります。

鮮度の決め手はヘタに注目!

なすの鮮度を見極めるならヘタをチェック。みずみずしい切り口の方が新鮮。もちろんボディの紫色にも艶があります。

逆に鮮度が落ちてしまうと、切った時に実がふかふかしたり、種の部分が黒く変色していたりします。

実はなすは紫だけじゃない!

「なす紺」といわれる通り、なす=紫のイメージですが……。実は、なすの品種にも「白なす」「青なす」など、紫ではない品種も存在します。こうした品種は、紫の色素のもとである「アントシアニン」をもっていません。

保存しておいしく食べる裏技!

なすの保存は常温で2~3日、10℃以下でも最大7~10日程と言われています。水気を切り、ポリ袋に入れ密封しないで冷蔵庫の野菜室で保存します。保存適温は7℃~10℃。

5℃以下では低温障害が出てしまいます。

Q. 4月17日は、なすにとって特別な日?

4月17日は「なすび記念日(日本記念日協会認定)」です。

冬春なす生産6県(福岡・高知・熊本・岡山・佐賀・徳島)では、なすをもっと食べてほしいという願いを込めて、平成16年2月9日に2つの記念日を制定しました。この2つの記念日は、冬春なすの最盛期が4月であることや、4月17日と書いて「よいなす」と語呂もいいことなどが由来となっています。また、毎月17日を「国産なす消費拡大の日」として料理提案などを行なっています。

主な成分

果皮の紫黒色は、アントシアン系色素ポリフェノールのナスニンです。無機質の成分としては、カリウムを比較的多く含んでいます。

主な機能性

カリウムは、ナトリウムの排出を促進する働きがあり、食塩のとりすぎによる高血圧予防に効果があります。

ナスニンは、ポリフェノールです。ポリフェノールは抗酸化作用が強く、動脈硬化や老化、ガン発生に関係する活性酸素の働きを抑制する効果があります。

なすの成分表(可食部100g当たり)

エネルギー
22kcal
脂      質
0.1g
ナトリウム
Tr mg
タンパク質
1.1g
炭水化物
5.1g
水      分
93.2g

Trは含まれているが、その含有量が最小記載制限に達していないことを示す。

※参考/五訂増補版日本食品標準成分表より